FPGAベンダのAlteraは19日(現地時間)、40nmプロセスを採用したFPGA「Stratix IV」ならびにHardCopy ASIC「HardCopy IV ASICファミリ」を発表した。

TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing)の40nmプロセスで製造されるStratix IVは、最大68万個のロジックエレメントを持ち、豊富なメモリとデジタル信号処理 機能を備えた「Stratix IV E」と、トランシーバを搭載した「Stratix IV GX」の2種類の製品から構成される。Stratix IV GXは、最大8.5Gbpsで動作するトランシーバを最大48個備え、競合するFPGAの2倍以上に相当する帯域幅を提供する。

また、Gen1/Gen2のPCI Expressに対応したハードIPを提供しており、Serial RapidIO、XAUI(DDR XAUIを含む)、CPRI(6G CPRIを含む)、CEI 6G、Interlaken、イーサネットなどのプロトコルをサポートしている。

一方、最大1,330万個のゲートを備えるHardCopy IV ASICファミリでは、トランシーバ搭載ASICオプションが提供される。

なお、同社では、Stratix IVの提供により、ユーザーは、ハードウェアおよびソフトウェアの設計・検証を行い、製品の市場投入機関を短縮することが可能になるほか、HardCopy IVの提供により、ASICの持つ量産時のメリットも得ることができるとしている。