NTTデータと日本オラクルは、NTTデータの地図情報サービス「MaDoRE(マドア)」と、オラクルのCRMアプリケーション「Siebel(シーベル)CRM」を組み合わせた新しいSaaS型CRMソリューションで協業、本日からサービスを提供すると発表した。

「MaDoRE」は、全国の住宅地図、路線価の地価データ、エリアマーケティングデータ等、各種地図情報コンテンツをネットワークで配信するサービス。これとSiebel CRMを組み合わせることによって、例えば営業活動においては、地理的・人口動態学的な地域分析手法によって似かよった特徴を持つ地域にグルーピングし、商品特性にあった顧客へアプローチすることができるようになるほか、フィールドサービス業務においては、住宅や道路地図情報を用いることで、サービスマンや車両の移動・走行ルートを効率化し、保守コールに対する到着時間の短縮やサービス品質の向上が図れるようになるという。

営業活動での利用イメージ

フィールドサービス業務での利用イメージ

今回の協業では、NTTデータは顧客ニーズに合わせてMaDoREとSiebel CRMを組み合わせたソリューションを提供。さらに、同ソリューションの活用において既存の基幹システムとの連携が必要となった場合は、システム統合作業の技術的支援も行う。一方オラクルでは、本協業における営業支援、技術支援を行う専任組織を発足し、推進体制を強化する。

また、今後、NTTデータの決済連動型販促ソリューションプラットフォーム「SmarP(エスマープ)」と、オラクルのSiebel CRMおよび「Oracle Business Intelligence」を統合したSaaS型のセールスプロモーション向けソリューションを開発していくという。