米Microsoftは、世界各地の天文台や宇宙望遠鏡からの高解像度画像を駆使し、次世代宇宙観測を楽しめるアプリケーション『WorldWide Telescope』のパブリックベータ版を発表した。クライアントソフトをダウンロードして使用する。
WorldWide Telescopeは、同社の研究機関であるMicrosoft Researchが開発したサービス。「Visual Experience Engine」技術を採用することでリアルな宇宙を再現。まるで宇宙に飛び出したかのような感覚をデスクトップ上で体験することができる。観測したい天体を自由自在にズームアップしたり、回転させたりして詳細表示でき、銀河や天体の位置関係も忠実に再現されているという。
ハッブル宇宙望遠鏡、チャンドラX線観測衛星、スピッツァー宇宙望遠鏡などが提供する貴重な画像を、初心者でもガイドツアーの案内で楽しめるようだ。異なる光の波長を選択して、より専門的な観測が行える高度な機能も用意され、ベータサービスながらも、高い完成度のアプリケーションに仕上がっている。
対応OSはWindows XP/Vista、CPUはIntel Core 2 Duo 2GHz以上、メモリは2GB以上を推奨。