フィンランドのNokiaは12日(現地時間)、モバイルウィジェットサービス「WidSets」において広告配信を開始することを発表した。コンテンツ配信事業主100社以上が参加するモバイル向け広告ネットワーク「Nokia Media Network」に加わり、広告を流通させる。
WidSetsは、56言語に対応した、モバイル用のRSS/ウィジェットサービス。モバイルコンテンツの閲覧/作成/共有が可能で、各種ゲーム、米Wall Street Jounalなどのニュース、TwitterをはじめとするSNSを中心に、5000以上のウィジェットが提供されている。現在、メーカを問わず300機種以上の携帯電話で利用可能。Nokia端末に関しては、今年の春に出荷した一部機種に事前インストールされているという。
Nokiaでは、今回のサービス開始にあたり、WidSetsがほとんどの言語に対応していることなどから「広告主は、一回のキャンペーンで世界中のユーザーにリーチできる」とアピールしている。
ローンチパートナーとして、スウェーデンのVolvoとNPOの世界自然保護基金(WWF)が参加。Volvoはフィンランドにて最新車種「Volvo XC60」の発売前キャンペーンを、WWFは地球温暖化対策を呼びかけるキャンペーンをグローバルに展開する予定。