インターコムは、SaaS/ASP型のリモートサポートツール「LAPLINK ASP 2」を発表した。価格は1ライセンス年間21万円(税込)からだが、12月末までは新発売キャンペーン特別価格として、1ライセンス年間18万9,000円(税込)から販売される。販売開始は6月27日。
新製品は、不特定多数の顧客を持つサポートセンター向けに年間契約で提供する、SaaS/ASPタイプのリモートサポートツール。ユーザーサポート担当者が、顧客のパソコンを遠隔操作して問題を解決できる。インターコムが運営する専用サーバからサービスを提供するため、導入企業および顧客はインターネット接続環境のみで利用できる。
サポート対象のPC台数や利用時間とは無関係に定額で利用できること、また顧客はサポート実施企業が設置するWebサイト上のボタンをクリックすれば、必要な機能をダウンロードでき、サポートを受けることが可能なのが特徴。
セキュリティ対策としては、リモートサポートの開始は顧客側のみからできること、通信データの最大キー長256ビットでの暗号化、顧客側で操作されたくないアプリの起動禁止やフォルダ/ファイルへのアクセス禁止を設定可能といった機能を持つ。
オプションで「ウィンドウタイトル変更」と「API連携」を装備。ウィンドウタイトル変更では、顧客側で表示するウィンドウのタイトルを変更して自社オリジナルのサービスのようにできる。一方API連携では、例えば資産管理ソフトの一機能として社内向けのリモートサポートを付加するなど、他の業務アプリにリモートコントロール機能を組み込むことが可能。
インターコムでは新製品の発売により、企業のサポート部門における「顧客の状況把握が難しい」「説明がうまく伝わらない」「問題がなかなか解決しない」といった課題を解決し、ユーザーサポート業務の効率化を支援するとしている。