独SAPは5月6日(米国時間)、ビジネスプロセス管理(BPM)分野の2製品「SAP NetWeaver Business Process Management」「SAP NetWeaver Business Rules Management」を発表した。統合コンポジションツール「SAP NetWeaver Conposition Environment」の一部として、2009年初めに提供を開始する。

SAP NetWeaver BPMは、ビジネスプロセスの設計・管理ツール。「Process Composer」「Process Server」「Process Desk」の3つの機能を提供する。

Composerでは、業界標準のBusiness Process Modeling Notation(BPMN)に準拠したビジネスプロセスのモデリングが可能。ビジネスルールモデリングを行うルール作成ツールと共にEclipse開発環境に統合することもできる。ServerはJava EEをベースとした機能で、ビジネスプロセスモデリングを直接実行できる。Deskは、作業を管理したりコラボレーションを行ったりするためのインタフェースとなる。

これらにより、標準化された統合環境でビジネスプロセスを設計、実装、管理できるという。

Business Rules Managementは、同社が2007年に買収したYasu Technologiesの「Quickrules」をベースとした製品。BPMと併用することで、ディシジョンテーブルの編集機能により、単一のインタフェースで複数のビジネスプロセスを管理できる。