米National Instrumentsの日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は8日、ARMプロセッサベースのマイクロコントローラ向けの組込設計グラフィカル開発ツール「ARM マイクロコントローラ(マイコン)対応NI LabVIEW 組込システム開発モジュール」を発表した。

同製品を使用することで、エンジニアは「NI LabVIEW」で開発されたプログラムをARM7、ARM9、Cortex-M3のいずれかを採用したマイコンに直接実装することが可能となる。

主な機能としては、ハードウェアを一切追加することなく、ARMマイコン用に開発したプログラムをデスクトップPCで実行することができるデスクトップシミュレーション機能やLabVIEWのグラフィカル開発環境上でデバッグが可能なため、C言語のソースコードを追う必要なくデバッグができるデバッガ機能、構成とセットアップを自動化し迅速なプロジェクトの構築を支援するプロジェクトウィザード機能などが搭載されている。

価格は評価キットがARM7用、Cortex-M3用ともに5万7,000円、開発キットが同127万6,000円となっている。なお、両キットにはARMマイコン対応NI LabVIEW 組込システム開発モジュール、NI LabVIEW(開発システム)、およびそれぞれに対応するハードウェアなどが含まれており、評価キットのソフトウェアは60日間有効となっている。