「IPSiO SP C221SF」

リコーは、SOHO/小規模事業所向けA4コンパクトカラーレーザー複合機「IPSiO SP C221SF」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は10万円前後。発売は5月16日に予定されている。

IPSiO SP C221SFは、1月に発表されたA4コンパクトレーザープリンター「IPSiO SP C220」の兄弟機にあたるモデル。カラーコピー、カラープリンター、カラースキャナー、ファクスの4つの機能を搭載しながらも、水平型4連タンデム方式のユニットレイアウトによるカラータンデムエンジンを搭載することで、クラス世界最小ボディを実現した。ファーストプリントスピードは14秒以下と高速なことに加え、「余熱モード」を利用すれば10秒で立ち上げが可能だ。また、自動両面印刷機能や10BASE-T/100BASE-TXを標準搭載し、トナー使用量をを約40%節約できる「トナーセーブモード」も用意されている。

19,200×19,200dpi相当のソフトウェア読み取り性能を持つスキャナ機能では、同社初となる「スキャン to フォルダ」や「スキャン to E-Mail/FTP」に対応するほか、Prestol Page Manager 7が標準同梱される。また、前後に可動する可動式スキャナーユニットにより、用紙が取り出しやすいのも特徴の1つだ。

9,600dpi相当×600dpiの高画質印刷が可能なプリンタ機能では、中間転写ベルト上に書き込まれたパターンを3つのセンサーでチェックし、画像位置の誤差を検出して調整する「自動画像調整」技術を採用。

本体サイズは420(W)×493(D)×476(H)mm、重量は約30kg。コピー解像度は600dpi×600dpi、読み取り方式は原稿固定走査方式、および原稿移動走査方式。連続複写速度はカラー・モノクロともに20枚/分。ファーストコピー速度はカラー・モノクロともに30秒以下。連続複写枚数は最大99枚。プリンターの連続プリント速度はカラー・モノクロともに20枚/分、ファーストプリント速度は14秒以下。

トナーと感光体が一体となった「オールインワンカートリッジ」を採用

トナー交換、用紙ジャムの場合もすべてフロントアクセスを実現

Webブラウザを利用した機器管理、設定値のバックアップ・リストアも可能