アドビ システムズは7日、雑誌広告デジタル送稿推進協議会による、雑誌広告原稿送稿専用のPDFフォーマットの仕様を発表した。これに合わせて、JMPAカラー準拠のPDF送稿における、同社製品「Adobe Illustrator CS3(13.0.1J)日本語版(Macintosh版)」、「Adobe Photoshop CS3(10.0.1J)日本語版(Macintosh版)」および「Adobe Acrobat 8 Professional日本語版(Macintosh版)」3種の対応も発表した。
今回発表された雑誌広告送稿用PDF設定、雑誌広告送稿用プリフライトプロファイル、および「Adobe Creative Suite 3」による最新の制作環境を導入することにより、Adobe PDFによる送稿用データの簡素化や、Adobe Acrobatのプリフライト機能および出力プレビューによる安定した運用・出力が可能になり、EPSによる送稿の際に起こりがちなトラブルを回避できると期待されている。
また同社では、雑誌広告送稿用PDFの作成を支援する制作サポートツールをAdobe Illustrator用のプラグイン(Macintosh版専用、CS2/CS3用)として開発し、今回発表されたPDFフォーマットの運用開始と同時に提供する予定だという。