YouTube日本版は7日、民主党が同サイトにブランドチャンネルを開設したと発表した。また、これにより全7政党がそろったため、各政党のチャンネルを集めた「政党ポータル」も開設した。米国では政党の利用の例はない。とはいえ、各党の表示を"横並び"にしただけという印象も。ある意味、日本ならではの作り?
民主党が今回開設したのは、「生活が第一チャンネル」。現在、後期高齢者医療制度や年金問題で与党に攻勢をかける同党だが、YouTube日本版には、自由民主党、社会民主党、共産党、新党日本、国民新党、公明党の6つの政党のチャンネルが今年3月末までにすでにブランドチャンネルを開設しており、国会に議席を持つ政党としては、最後の参画となった。
今回の民主党の参画で全7政党がそろったため、YouTube日本版では、ユーザーが各政党のコンテンツを探したり、比較したりしやすいように、政党ポータルを開設。「このページから、一目で、各政党がアップしおている最新の動画を見ることができる」(YouTube日本版)としている。
YouTube日本版によれば、インターネットの政治利用が進む米国でも、政党の利用の例はなく、代わりに、「Youchoose」という選挙候補者ごとのチャンネルがあり、候補者のキャンペーンビデオやスピーチ、選挙の舞台裏などを紹介している。
米大統領選の民主党予備選で熾烈な大統領候補指名争いを繰り広げるヒラリー・クリントン氏とバラク・オバマ氏の公式動画チャンネルもYouchooseで展開されており、演説の様子などがアップロードされている。