コミュニティファクトリーは28日、5月より大学生向けコミュニティサイト「LinNo(リンノ)」を正式オープンすることを発表した。米Facebookの機能を参考に、日本の大学生向けに特化した機能を実装したサービス。事業会社「リンノ」を設立し、今年度中に全国50大学での展開を予定している。
リンノは実名での利用が必須となっており、ユーザー登録には学籍番号が必要。登録の敷居を高くすることでサイトの信頼度を上げている。大学ごとにドメインが異なるサービスサイトが構築されており(慶応大学なら「keio.linno.jp」など)、ユーザーは他の大学のサイトは閲覧できないようになっている。
同サービスの開発・運営には、多数の現役学生が各大学から参加している。学生が使いやすいサービスは学生が作るということ、および学生にリアルな経営を勉強できる場を提供するという同社の考えのもと、学生がある程度現場の采配を執れる形で運営されているという。
同サービスで利用できる主な機能は、自分の時間割を作ることが出来る「授業機能」やカレンダー・掲示板などを含んだ「サークル機能」、資料などを共有できる「リンノボックス」など。現在はどの大学向けのサイトも同じ機能が提供されているが、今後は各大学個別に特色ある機能が実装される可能性もあるという。