NTTソフトウェアは23日、妊娠、育児、介護中の社員を対象とした在宅勤務制度を5月1日から開始すると発表した。

同社では、これまでフレックスタイム制度を全社員に適用。2005年8月には育児・介護中の社員を対象に、1日の標準労働時間を6時間、コアタイムを10時 - 14時とする短時間フレックス制度や、2008年4月からは退職者再採用制度の運用を開始するなど、ワークライフバランスの確立や業務効率の向上のための支援策導入の実績がある。

今回の在宅勤務制度は、妊娠中、小学校6年生までの子を育児中、または介護中の全社員を対象に、午前5時 - 午後10時の範囲内で、その日の所定労働時間の在宅勤務を認める。社員が自律して業務を行えるようにするため、実施回数には制限を設けず、社員のニーズに合わせて、ろえば子供の学校行事に参加するため早朝に業務を行い、学校行事から帰ってきた後に仕事を再開する、といったフレキシブルな勤務も可能となる。

また、在宅勤務にあたっては、セキュリティ基準を満たしたパソコンを会社が貸与し、回線はVPNを利用。4月1日から利用者のエントリーの受付を開始し、すでに4月23日現在、11名がエントリーしているという。