ジャストシステムは21日、情報の漏えいや拡散を防止する、ASP型の法人向けのファイル伝送システム「InternetDisk DRM」のサービスを発表した。サービスは即日開始され、サービス利用料は、10アカウントで月額7,200円(税別)からとなっている。
InternetDisk DRMは、メールの添付を利用することなく、インターネットを介して大容量ファイルを安全かつ高速に送ることができるサービス。
伝送の際には、あらかじめ指定した期限でファイルを自動削除したりするなど、相手にファイルが渡った後でも様々な利用制限が可能なDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)を運用することが可能だ。
DRMは、自動削除/持ち出し禁止/印刷禁止/編集禁止/保存禁止/コピー&ペースト禁止/プリントスクリーン禁止が設定可能であり、これらは自在に組み合わせて運用することができる。
また、事前の登録などを一切せずに、メールアドレスだけで本人認証を伴う伝送が可能。通信は128ビットのSSLで暗号化されている。本人認証は本人が設定するワンタイムパスワード方式のため、パスワードの受け渡しや管理が不要となっている。
さらに、伝送の利用件数に制限はなく、かつ同時に預かり可能な伝送件数は最大10件となっており、一度の伝送で10ファイル、合計200MBまでのデータ伝送が可能である。なお、伝送ファイルは最大120時間保管され、いつでも削除することができる。
加えて、グループウェアやワークフロー管理のシステムを必要とせずに、Eメールで伝送ファイルの社内決裁を行うことができる仕組みを採用。この仕組みを利用することで、社内決裁が完了しないと相手に伝送することはできなくなるため、その都度適切にプロセスを経た外部伝送を行うことが可能となり、透明性の高い環境での作業が実現される。
このほか、ウイルスチェック機能やセンドバック機能などのオプション機能も用意されている。