マイクロソフトは、Windows Server 2008のパッケージ発売を記念して、都内量販点2カ所で、イベントを行った。

イベントが開催されたのは、秋葉原の「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」と、有楽町の「ビックカメラ 有楽町店本館」の2カ所。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、Windows Server 製品部 部長の吉川顕太郎氏がHyper-V、ターミナルサービス、NAPなどのデモを行い、17時の部では約25人ほどがデモの様子を熱心に見入っていた。

デモを行った、Windows Server 製品部 部長の吉川顕太郎氏

17時の部では約25人がデモに見入っていた

ヨドバシカメラ 家電製品アドバイザーの高橋氏によれば、1週間くらい前から問い合わせが寄せられるようになり、16日の発売以降は「Standardの5CAL付」が最も売れているという。同氏によれば、サーバは年間を通してコンスタントに売れているが、特にCALの追加ライセンスを購入するケースが多いという。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでの売り場

イベントに参加した方に話を聞いたところ、Windows Server 2008の新機能ではHyper-Vへの関心が最も高く、ある参加者はその理由を「Windowsとの親和性もよく、VMwareに比べ動作が軽そうだから」と述べ、別の参加者は「特に(Hyper-Vの)用途は決まっていないが、ユーザーにいろいろと提案ができそう」と語った。

吉川顕太郎氏は、Windows Server 2008の売れ行きについて「出足はいい。16日に発売したばかりだが、OEMのメーカーさんからすでに注文が入って来ている」と述べた。また、ターゲットユーザーについては「2000からのアップグレードもあるが、NAPなど新しいバリューを提供することによって、新規顧客を獲得したい」と語った。

ヨドバシカメラでのWindows Server 2008の販売価格は、「Standard 日本語版 5CAL付」が19万7,400円、「Enterprise 日本語版 25CAL付」が75万6,000円、「Web Server 2008 日本語版」が9万円であった。

デモを担当した吉川顕太郎氏(左)とWindows Server 製品部 プロダクトマネージャの田中啓之氏(右)