日立製作所は15日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」およびアドバンストサーバ「HA8000シリーズ」のWindows 2008 Serverプレインストールモデルを発売した。5月30日より順次出荷開始する。
BladeSymphony「BS320」 |
同社はWindows Server 2008の開発当初からBladeSymphonyやHA8000シリーズに加え、ディスクアレイサブシステム、統合システム運用管理ソフト「JP1」など、オープンミドルウェアをはじめとする製品群とWindows Server 2008環境との信頼性向上のための各種開発、評価、検証を米マイクロソフトと進めてきたという。
これらの取り組みの成果を反映した統合的なシステム設計・構築サービスである「Windows Server 2008対応ソリューション」およびサポートサービスの提供により、ユーザーのIT投資効果の最大化を図るとしている。
HA8000シリーズ「HA8000/TS20」 |
BladeSymphonyおよびHA8000シリーズのWindows Server 2008プレインストールモデルには、今後マイクロソフトが提供するサーバ仮想化機能「Hyper-V」のライセンスを標準添付し、CPUリソースの効率的な利用や省電力運用などさまざまなシステム要求に応えていくという。
あわせて、HA8000シリーズに動作周波数の向上および2次キャッシュメモリ容量を増強したインテル製マルチコアプロセッサを採用した新モデルを追加、処理性能の向上を図った。
さらに1TBの大容量SATA II HDDの採用により、最大8TBの内蔵ディスクシステムが構築可能になり、より大容量のデータを1台のサーバで扱える。また従来のエントリークラスディスクアレイ装置に加え、ローエンドディスクアレイ「Hitachi Simple Modular Storage 100」との接続をサポートし、中小規模システムにも対応可能となり、従来に比べてユーザーのIT投資効果を高めるとしている。
Windows Server 2008対応ソリューションは、「Windows Server設計・構築サービス」「認証基盤設計・構築サービス」「ファイルサーバ設計・構築サービス」「Web Server設計・構築サービス」の4サービス。15日から提供を開始し、価格はいずれも個別の見積もりとなっている。
新製品の価格と出荷開始時期は以下の通り。
BladeSymphony Windows Server 2008プリインストールモデル
機種名 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|
ブレードサーバ ハイエンドモデル BS1000 Xeonサーバブレード | 59万7,450円から | 6月30日 |
ブレードサーバ小型高集積モデル BS320 Xeonサーバブレード | 44万5,200円から | 5月30日 |
HA8000シリーズ
機種名 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|
HA8000/RS440 | 204万5,400円から | 6月30日 |
HA8000/RS220 | 47万1,450円から | 5月30日 |
HA8000/RS210 | 45万4,650円から | 5月30日 |
HA8000/RS110 | 25万6,200円から | 6月30日 |
HA8000/TS20 | 37万650円から | 5月30日 |
HA8000/TS10 | 19万1,100円から | 6月30日 |