EMCジャパンは14日、同社のアーカイブ専用ストレージ「EMC Centera」の最新OS「CentraStar 4.0」、XAM仕様向けソフトウェア開発キット、およびその早期採用プログラムを発表した。提供時期は、CentraStar 4.0が即日、XAM仕様向けソフトウェア開発キットが8月に開始される。

CentraStar 4.0では、システム内の個々のディスクドライブに保持できるオブジェクト量が2倍になり、音声データ、各種センサー出力データ、RFIDタグ情報といった小さいサイズのオブジェクトの大量管理が強化された。また、自動管理機能と自動修復機能を従来比最大25%高速化したほか、アプリケーション、管理、レプリケーションそれぞれのトラフィックを分離、構成して個別に管理できる機能やパスワードの設定ルールを独自構成しセキュリティを強化できる機能が追加され、最適なパフォーマンスと保護を実現している。

EMCなどがSNIAと連携して標準化を進めているXAM仕様は、マルチベンダソリューションの相互運用性、シンプルなデータ移植性、長期的な記録保存とコンプライアンスを実現する、フィックスコンテンツストレージソリューション向けのソフトウェアフレームワーク。XAMによってフィックスコンテンツの管理と保存に使用するアプリケーション、管理ソフトウェア、ストレージシステム間での標準のアクセス方法が定義されるため、XAM仕様の普及によって、顧客はより容易にマルチベンダソリューションを導入し、ライフサイクルを通じてフィックスコンテンツのより的確な管理を実現できるとしている。