マイクロソフトは、同社が運営する「Live Search 地図検索ベータ版」において、立体的に地図を表示する3D機能の提供を日本で開始した。2006年10月に米国で初めてリリースされ、日本での提供は6カ国目、アジア地域では初めてとなる。

同サービスは専用のソフトを必要とせず、ブラウザ上で表示することが可能。対応ブラウザはInternet ExplorerおよびFirefox。ハードウェア要件について特に推奨値は設定されていないが、スペックが低いと表示や移動に時間を要する場合がある。同社によるとWindows Vistaが動作するパソコンであればより望ましいということだ。また、3Dのデータは要求された部分をダウンロードしレンダリングする形になるので、ある程度の回線速度も確保できたほうがよいだろう。

3D表示した例(東京タワーの様子)

このサービスは、同社が開発・提供するVirtual Earthをプラットフォームとして運用されている。この基幹部があることで、3Dと地図・航空写真や地域情報などが同サービス上で結びつけられる形となっている。

同サービスでは3D対応に伴い「Live Search 地図検索3Dツアー」機能が追加された。これは、地図上のプッシュピンを立てた地点間を3D画像上で自動的に移動するというもの。プッシュピンにはコメントや写真を付与できるので、旅行のアルバムとしても活用できるという。また、3Dツアーは動画ファイル(Windows Media Video形式)で保存することも可能となっている。

同社では今後、東京近郊をはじめ中部・近畿などの大都市、および観光都市等を中心に3D地図の表示地域を広げていくとしている。