中国放送(RCC)は11日より、プロ野球・広島東洋カープの試合をストリーミング配信する「激カープライブ」を開始する。視聴料は1試合360円、視聴にはWindows Media Playerを利用する。初回配信ゲームは、11日に広島市民球場で行なわれる「広島東洋カープ vs 中日ドラゴンズ」戦を予定している。
視聴には、激カープライブの会員登録と試合ごとのオンライン決済が必要。決済後、IDとPASSが発行され、指定ページにアクセスしてWindows Media Playerで視聴する。視聴料は、試合開始から終了まで視聴できる「オールライブ」が1試合360円(税込)、RCCでのテレビ中継終了後から試合終了までを視聴できる「リレーライブ」が1試合210円(税込)。オールライブは広島主催試合のうちRCCで放送を予定していない試合から15試合、リレーライブはRCCが放送する試合のうち延長戦の放送を予定していない試合から10試合が対象となる。
激カープライブのストリーミング配信は、ライムライト・ネットワークス・ジャパンのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を基盤としている。映像ビットレートは768Kbps。不正視聴対策には同社の「MediaVault」を採用。一度しかアクセスできない期限付きURL「ワンタイムURL」を発行し、正規ユーザ以外が視聴できない仕組みとなっている。なお同社は、サービス開始前の3月2日、「広島東洋カープ vs 埼玉西武ライオンズ」のオープン戦の中継を試験的にサポート。これによって「インターネットライブ中継の品質の安定性を実証しており、ペナントレースにおいても同様の品質を提供できる」(同社)としている。