NECは9日、LANスイッチ「UNIVERGE QXシリーズ」として、「ECOモード」機能を搭載したことにより、従来機に比べ最大で54%の低消費電力化を実現した省エネタイプのレイヤ2スイッチ「UNIVERGE QX-S600シリーズ」を発表した。4月28日より出荷を開始する。
同シリーズは、全ポートギガビットイーサネットに対応したノンインテリジェント(ネットワーク管理未対応型)レイヤ2スイッチで、10/100/1000BASE-T全二重/半二重自動認識ポートが8ポートの「UNIVERGE QX-S608」、同16ポートの「UNIVERGE QX-S616」、同24ポートの「UNIVERGE QX-S624」の3製品がラインナップされている。
ECOモードを使用しない"一般モード"の使用でも、最大で従来機比42%の消費電力削減が可能だ。また、発熱を抑えた設計を採用しているため、ファンレスながら動作環境温度は最高50℃、湿度は最高80%まで保証しており、高温多湿の環境からオフィス環境までさまざまな用途に適用可能となっている。
さらに、IEEE802.1x認証環境にて端末と認証スイッチ間で使用される通信プロトコル「EAPoL(EAP over LAN)」を透過する機能により、認証ならびに検疫ネットワークでも使用することができる。
各製品の希望小売価格は以下の通り。
製品名 | 価格(税別) | 備考 |
---|---|---|
QX-S608 | 1万9,800円 | 10/100/1000BASE-Tx8 |
QX-S616 | 4万6,800円 | 10/100/1000BASE-Tx16 |
QX-S624 | 6万6,800円 | 10/100/1000BASE-Tx24 |