企業向けにモバイル接続ソリューションを提供するアイパス(iPass)は9日、ライブドアと提携したと発表した。これにより、アイパスのユーザーはライブドアが運営する公衆無線LAN接続サービス「livedoor Wireless(ライブドア・ワイヤレス)」のアクセスポイントを利用することが可能になる。
アイパスが今年3月に発表した公衆無線LANの利用動向指数によると、世界の公衆無線LANの都市別利用ランキングで、東京はロンドン、シンガポールに次いで3位であることが分かっており、「今後も需要の増加が見込まれる」(同社)という。
こうした状況を背景とした今回のライブドアとの提携により、アイパスユーザーはJR山手線圏内の約80%を網羅する約2,200カ所のアクセスポイントを利用することが可能となる。 また、ユーザー認証保護や組み込み型モバイルデバイス管理など、アイパスが提供するサービス「iPass Mobile Office」の企業向けモバイルマネージメント機能も、ライブドアのネットワーク上での利用が可能となる。
アイパスでは、「駅における公衆無線LANの利用増加は、ビジネスマンが移動時にもネットワークを活用して仕事をすることに価値を見出している証拠。ライブドアとの提携により、会社への通勤や出張の際に東京で仕事を行うユーザーに、セキュアで高品質なアクセスを提供できるようになる」としている。