NECビッグローブは8日、同社がアドビ システムズと連携して提供している電子文書統合管理ASPサービス「BIGLOBEドキュメントコントロールサービス」において、外部のアプリケーションとの連携を実現するWeb-API「ドキュメントコントロールAPI」を公開した。
同サービスは、PDFの利用権限の付与やアクセス制御などを一元管理し、セキュアな電子文書管理を行う機能をASPで提供するもの。今回公開されたAPIを活用することにより、業務アプリケーションやWebサービスなどに、同サービスの文書管理機能を組み込むことが可能になる。
具体的には、FAXやスキャナと連携させて読み取ったデータにポリシーを付与して直接PDFを生成したり、メール配信システムに組み込んで配信されるファイルのセキュリティ管理を行うなどの活用法を想定しており、コミュニティサイト運営会社や機器ベンダーなどにも需要があると見込んでいる。
昨年発表された同サービスについて、まだ導入実績は多くないものの、「興味を持っている企業は多い」(同社)という。同社では、APIを公開し柔軟な運営を可能にすることで、同サービスの導入に弾みを付けたい考えだ。