Google, Associate Product Manager, Jonathan McPhie氏は7日(米国時間)、自身のブログにおいて実験的取り組みを進めるためのプロダクトとしてGoogle Talk, Labs Editionを公開したことを発表した。GoogleはGoogle Talkのデスクトップクライアントをリリースしているが、開発が早いWebアプリケーションと比較すると機能が見劣りしてきた感があった。Google Talk, Labs Editionは実験的取り組みを通じ、最終的に新しい機能をデスクトップ版Google Talkにもたらすことになる。
今回公開されたGoogle Talk, Labs EditionはGoogle Talk Gadgetで実現している機能がすべて実装されている。Google Talk Gadgetのデスクトップ版がGoogle Talk, Labs Editionというわけだ。加えて新しい機能としてGoogle Calendar、Orkut、Gmailをデータソースとした通知機能が実装されている。同アプリケーションは同氏がGoogle Calendarをチェックするのを忘れていたために重要な会議をすっぽかしてしまったことに端を発しているようで、通知機能にはスヌーズ機能も実装されるなど実用性に対して本格的だ。
ただしファイル転送機能やボイスメール機能など、現行のGoogle Talkで実装されている機能のいくつかはLabs Editionには実装されていない。これはLabs Editionが機能の実験を目的としてプロダクトとして使うことを目指していないからだ。最終的にこうした機能は次期Google Talkのデスクトップ版にマージされることになるとみられる。