米Motorolaは4月7日 (現地時間)、株主である投資家のCarl Icahn氏と和解合意したことを発表した。
昨年からMobile Devices事業が低迷するMotorolaに対して、Icahn氏は同事業の分社化や取締役の刷新など、経営上の圧力をかけていた。これに対してMotorolaは米国時間の3月26日にMobile DevicesとBroadband & Mobility Solutionsを上場会社として分離する計画を発表。さらに今回、Icahn EnterprisesのエグゼクティブオフィサーであるKeith Meister氏の取締役就任、および同氏とWR Hambrechtの会長兼CEOのWilliam R. Hambrecht氏の取締役への選出を2008年の株主総会に提出することでIcahn氏と合意した。Icahn氏は同総会で委任状争奪戦を仕掛けないことに同意、またMotorolaとの間の全ての訴訟を引き下げる。