Webシステム開発・制作を行うマックスラインは、和歌山県北山村と提携し、ブログポータルサイト構築ASP「マックスブログ」の販売を開始した。日本唯一の飛び地の村である北山村が、昨年村おこしのために始めたブログポータル「村ぶろ」のシステムをベースに企業向けのスペックにしたもので、同サービス月額利用料の一部がライセンスフィーという形で北山村の財源に充当される。

村ぶろは人口510人の北山村が主体となって運営するブログポータルで、マックスラインが開発を行っている。昨年6月の開始から1年足らずで人口の10倍以上となる約7,000人の会員を獲得。地域情報や特産品などのカテゴリ、コミュニティやクチコミマップ機能などを搭載し、地域密着型のコミュニケーションツールとして活用されているという。また、村の公式サイトには同ポータルの「北山村カテゴリ」の新着記事が配信されている。

今回発表されたマックスブログは企業向けのもので、村ブロのシステムを元に自治体向けの機能を省くことで低価格での提供を可能にしている。ブログ開設以外にショッピングカート機能、ミニポータルサイトが運営できるブログビレッジ機能などのツールを搭載しており、コミュニティ作りに強い点が特徴だという。同社では今年度中に50社への導入を目指している。

「マックスブログ」(左)利用料金は月額8万円から。写真右は「村ぶろ」