ソニーは7日、同社が運営する動画共有サービス「eyeVio(アイビオ)」において、日本音楽著作権協会(JASRAC)が管理する国内の楽曲の中から、ユーザーが自ら演奏・歌唱した映像をアップロードし共有できるサービスを開始した。
このサービスは、今年2月に発表された同社とJASRACとの契約締結に基づき開始された。
ユーザーは動画を公開する際に、曲名、アーティスト名からJASRAC管理曲を検索して該当する曲目を選択、演奏/歌唱/歌詞表示の利用範囲を入力する必要がある。利用にあたってユーザーに対する課金は発生せず、音楽著作権使用料金は同サイトが負担する形となっている。また、アップロードされた動画は、同サイト内だけでなく、ブログなどに貼り付けることも許可されている。
アップロードできる画像はユーザー自身が演奏・歌唱したものに限られており、CD等の音源を直接使用したものなどはサービスの対象外となる。CDなどからボーカルなしのトラックを使ってカラオケの形で収録したものや、初音ミクなどのボーカル音声合成ソフトで制作したものも不可となっている。
動画投稿サイトでのJASRAC管理楽曲使用については、ニコニコ動画でも今月1日に同様の許諾契約が発表されている。