米国時間の4月3日、米SNS最大手のMySpaceと大手音楽レーベル3社がオンライン音楽サービスを提供する合弁事業MySpace Musicの設立を発表した。
MySpaceと合意したのは、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Group。「世界で最もポピュラーな音楽コミュニティとオンライン音楽の総合カタログを組み合わせて、新しい音楽サービスとビジネスモデルを実現する」としている。
MySpace Musicは既存のMySpace Musicプラットフォームを土台に、今年後半にコミュニティ、Eコマース、音楽発見を融合した音楽サービスを提供する計画だ。MySpaceのネットワークへの初のEコマースソリューションの統合であり、音楽管理ツールと合わせることで、同ネットワークでの音楽のおすすめや共有も進化するという。具体的には、DRMフリーのデジタル音楽のダウンロード販売、広告ベースの音楽/ ビデオの無料ストリーミング、モバイルストアなどを予定している。これらのコンテンツや音楽機能がMySpace Musicのホームページ、アーティストのプロフィールページ、そしてユーザー個々のぺージに統合される。ただしMySpace CEOのChris DeWolfe氏は、MySpace Musicの狙いを「ユーザーが音楽を楽しむ場所として定着すること」としており、現在計画しているサービスに制限することなく、サブスクリプション方式を含めて様々な方向にサービスが拡大する可能性を示唆している。