SaaS事業を展開するインフォテリア・オンラインは、同社の個人向けサービス第1弾となるオンライン付箋サービス「lino(リノ)」ベータ版の提供を開始した。自分専用のキャンバスにメモや写真を貼り付けられるほか、他の人にメモを送ったり、キャンバスを公開して共有することも可能だ。

オンライン付箋サービス「lino」。右下にキャンバス全体のサムネイルが表示される

サービスにログインすると、ユーザーの利用環境を設定するダッシュボードにあらかじめ「メイン」「プロフィール」「友だちと共有」という3つのキャンバスが用意されている。それぞれの公開/非公開や書き込みの可否はダッシュボード画面から編集が可能だ。また、別に新しくキャンバスを作ることもできる。

貼り付ける付箋には、文字入力のほか、期日やタグを設定することが可能で、キャンバス全体から選択したタグまたは期日の付箋をハイライト表示させることができるため、情報を管理しやすくなっている。また、作成した付箋を他のユーザーに送信する機能や、メールで付箋を投稿する機能などが搭載されている。

このサービスは、同社の2008年度事業戦略における個人向けサービスの拡充を目的としたもの。同社では海外市場へも展開を図る考えで、lino英語版のベータサービスも同日に開始している。

キャンバスを新たに作成することができる。キャンバスごとにRSSを生成する機能も搭載

選択したタグの付けられた付箋のみをハイライト表示。同様に設定した日付で選択することも可能