IIJグループで、コンタクトセンターやネットワークの運用アウトソーシング事業を展開するネットケアは、監視サービス「A.i.s.e(アイズ)」を14日より提供すると発表した。料金は10パックで初期費用10万円、月額利用料1万7,000円から。

A.i.s.eは、ユーザーのネットワーク機器やサーバをリモートで監視、運用を行うサービス。サイトロック社の監視エンジン「siteROCK Management System」を利用し、事前に定義したポートの監視、メールや電話による障害通知、障害後のオペレーション対応を提供する。

ネットケアのヘルプデスクサービスとA.i.s.eを組み合せた場合、ヘルプデスクをITIL(IT Infrastructure Library)準拠のサービスデスクに拡張すると同時に、ユーザー企業のIT運用におけるサービスサポートプロセスを提供可能という。

A.i.s.eのサービス概要図

監視対象ホスト情報

A.i.s.eは監視項目の内容やアラート履歴、監視センターにおけるオペレーション履歴をリアルタイムに確認できるWebベースの管理画面を備える。これにより障害情報を一元的に管理可能であり、運用管理にかかる負荷を軽減できるとしている。

障害状況のレポート

ping監視のパフォーマンスレポート

用途に合わせ「Basic」「Option」「Advanced」の3タイプの監視メニューを用意。Basicは基本プランであり、監視システムに登録する監視項目数で10/30/50/80/100ポイントの5種類を用意、SMS(Short Message Service)により監視し、障害を検知するとメールで通知する。OptionはBasicの付加サービスで、障害検知後にメールおよび電話で通知する「タイプA」と、メール通知/電話に加え簡易オペレーションを実施する「タイプB」の2種類がある。Advancedは個別対応メニューだ。

利用料金は以下の通り(税別)。

タイプ 初期費用 月額費用 備考
Basic 10パック 10万円 1万7,000円 監視項目10ポイント分を含む
Basic 30パック 22万5,000円 4万5,000円 監視項目30ポイント分を含む
Basic 50パック 35万円 7万5,000円 監視項目50ポイント分を含む
Basic 80パック 52万円 12万円 監視項目80ポイント分を含む
Basic 100パック 60万円 15万円 監視項目100ポイント分を含む
Option タイプA 8万円 500円/ポイント
Option タイプB 8万円 1,000円/ポイント
Advanced 個別見積 個別見積
※監視項目は監視システムへの登録1点につき1ポイントとして計上。1つの機器に対して2つのIPアドレスを監視する場合は2ポイント。
※監視用ネットワーク回線およびネットワーク機器の費用は別途必要。