4月は、晴れて新社会人になった、異動や転勤で新天地に赴いたなど、新たな節目を迎える時期だ。新たな環境に馴染むためには、必要な情報をいち早く収集しなくてはならない。

昨今では情報収集の手段としてインターネットを利用することは当たり前になっている。ただ、キーワード検索でさまざまなWebページを見つけられるものの、どこに必要な情報があるのかが分かりにくかったり、閲覧しても情報が更新されていなかったという経験はないだろうか。

新着情報などを得られるRSSリーダ

そこで紹介したいのがRSSリーダだ。これは時間とともに内容が更新される新着情報などが発信されるRSS(フィード)というデータを読み込むもので、メールソフトと同じように、タイトルの一覧を選ぶとすぐに記事が読めたり、記事が書かれているWebページを直接開いたりできる。

図1 RSSを表すアイコンの例(これ以外にもいろいろある)

RSSは利用者があらかじめ登録したWebサイトから直接発信されるので迷惑メールの心配がなく、多くの見出しを同じ画面で効率よく閲覧でき、ネット上の情報を収集するにはもってこいだ。なお、同様に発信される情報にはRDFやATOMという名称のものもあるが、多くのRSSリーダはそれらも読み込むことができる。

マイコミジャーナルの場合はRSS一覧ページから分野別のRSSにリンクされているので、そのアドレス(URL)をRSSリーダに登録するだけ。RSSを表すアイコン(図1)が表示されているWebサイトなら、そのリンク先が登録可能なことが多い。

RSSリーダのタイプ

RSSリーダには、(1)パソコンにインストールして起動させるクライアント型、(2)Webブラウザからアクセスできるサーバ型、という2つのタイプに大きく分けられる。どちらも無料で利用できるものを紹介するので、読者の環境に合うほうを利用していただきたい。

クライアント型RSSリーダ「Thunderbird」とサーバ型RSSリーダ「Google Reader」を紹介する