ニフティは27日、同社社員の家族を対象とした春休みファミリーイベント「ニフティ ファミリーデイ 2008」を都内にある本社で開催した。日ごろ、家庭では見ることができない職場環境を公開することで、家族間の職場理解を深めてもらうとともに、同社社員を支える家族への感謝の気持ちを示すことを目的とした「ワークライフバランス」の一環として実施した。
会場は、子供をはじめとする家族全員が楽しめるような飾り付けや催し物が用意されており、集まった30組、計70名の家族らは思い思いに社内を見学して回った。
メイン会場となったフロアには、乳幼児を持つ家族のための「赤ちゃんルーム」や自由におやつが食べられる「おやつルーム」を設置。また、「キッズ@nifty」「占い@nifty」を体験できるブースやマジックショーコーナーを設け、社員と来訪した家族間の交流の場を提供した。さらには、同フロア内の社長室も公開し、同社社長の和田一也氏との名刺交換体験や記念撮影も自由に行えるシステムを投入したほか、着ぐるみを着用した社員を捜すスタンプラリーを実施し会場を賑わせた。
こういったイベントは同社では初の試みとなる。「職場の雰囲気がガラッと変わりました。このイベントを企画/開催したことにより、仕事とプライベートの両立を考えるきっかけができた」と同社社員が話すように、自己啓発において、また家庭での過ごし方や家族関係の向上に対する考えを見直す機会になったという。
また別の社員からは、「社内でアイディアを出し合うというプロセスにおいて、部署間の交流も深まった。実際、当社の社員は帰宅時間が遅く、なかなか家族サービスもできない者が多いが、このような機会を設けることで、家族円満の一環になれば幸い」と、家族間だけではなく、会社の風通しという側面においても良い影響を与えたと語っている。
今回、家族が来社したマネージャのひとりは、「家では普段から会社での出来事を積極的に話しており、それがきっかけで子供たちが職場に興味を持つようになりました。以前から『職場を見てみたい』と言っていたので、今回はとてもいい機会だった」と話している。
同社では、このイベントを通じた家族間の話題の盛り上がりにも期待しており、今後も定期的に開催することで、家族間だけではなく家庭を持つ家族同士の関係の深まりにも推進していきたい考えだ。
また、同社がスポンサードするJリーグ「川崎フロンターレ」の中村憲剛選手からのビデオレターが上映されたほか、チームマスコットの「ふろん太くん」も登場し、会場を盛り上げた。