KDDIは28日、SaaSソリューション「Business Port」における第一弾の業務アプリケーション「KDDI Business Outlook」を発表した。提供開始は4月25日、同日より申込み受付を開始する。料金は月額980円/1ID(税込)だ。

「KDDI Business Outlook」は、Outlook 2007のメール/スケジュール機能などを統合し、PCとau携帯電話の双方から利用可能なビジネスコミュニケーションウェア。他の業務アプリケーションと連携するための中核となるサービスとし、2008年秋以降には「Business Port Support Program」の協業パートナーが提供する業務アプリケーションと順次連携する予定だ。

これは、昨年6月にマイクロソフトとの間で締結した包括的な提携によるもの。

携帯電話でOutlook 2007相当の機能を利用できるのが特徴で、会社のメールアドレスをau携帯電話でも利用でき、スケジューラ閲覧やアドレス帳を携帯、PC問わずシームレスに利用可能だ。データは全てKDDIのデータセンターで一元管理し、ウィルス除去/スパム対策といったセキュリティ機能を備える。さらに、共有フォルダ機能やWindows SharePoint Servicesを標準で利用可能であり、契約企業のドメイン単位でメール1GB、共有フォルダ100MB、SharePoint Services 300MBのディスクが利用可能。ディスク容量は500円/100MBで追加できる。

必要なアカウント数を追加購入可能であり、繁忙期のみアカウントを追加するなど利用シーンに合わせた柔軟な対応が可能という。

KDDI Business Outlookのサービスイメージ図