ソフトバンクヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリアプラス」は、ネットショッピング経験者の男女400名を対象にECサイト利用に関する調査を実施した。それによると、ネットショッピングで1カ月に使う金額は平均12,433円で、半数以上の人が1カ月に1回以上商品を購入していることがわかった。
ネットショッピングで1カ月に使う金額では、5,000円という回答が最も多く24.8%。次いで10,000円/17.8%、3,000円/11.8%となったが、10万円という回答も2.8%あった。ひと月あたりの利用頻度については、1回~3回という回答を合計すると58.3%と過半数を占めた。これ以外に「1回未満」という回答が26.8%あるが、約6~7割程度が月に1回以上はネットショッピングを利用していると考えてもよい数字だろう。
購入する商品については、書籍・雑誌が67.3%、CD・DVDが51.8%と上位を定番が押さえた。4番目に多いのがホテル・旅行予約(44.3%)となっており、情報収集・比較においての利便性が強みを見せている。音楽ダウンロードの利用は全体で19.3%となっているが、世代別に見ると20代では25.0%、30代では20.1%、50代以上は0%と世代ごとに開きがある。逆に家電は50代以上で53.3%なのに対し、20代では32.5%と若い世代ほど利用者が少ないという結果になった。
ネットショッピングと店舗でそれぞれ使用する金額についての設問では、CD・DVD(月間)がネットで1,991円であるのに対し、店舗では1,813円、さらにホテル・旅行予約(年間)ではネットの74,190円に対して店舗では47,250円となった。他に興行チケット、ソフトウェアも同様にネットでの利用金額の方が大きく、店舗で実物を確かめる必要性の低い物については、ネットショッピングがより多く活用されていることがわかる。
また、ネットショッピングでの最高購入額は20万円以上が20.0%で最も多く、全体の半数以上が10万円以上の商品の購入経験があると回答した。高額商品であっても、ネットで購入することに抵抗感が高くないことが伺える。
ネットと購買活動の関わりについては「インターネット上の情報を参考にし、インターネット上で購入する」という回答が54.3%を占め、購買活動におけるネットの存在感が無視できないものになっていることが、改めて示された結果となった。