米Sun Microsystemsの日本法人であるサン・マイクロシステムズは26日、デスクトップ環境を仮想化するためのVDI統合ソフトウェア製品「Sun Virtual Desktop Infrastructure(VDI) Software 2.0」の、日本での販売を開始したことを発表した。価格は、1同時接続ユーザライセンスにつき1万8,000円(税別)となっている。
同ソフトは、PCやシンクライアント端末(含むSun Ray)のほか、Javaが実行可能な携帯機器などのクライアント端末から、データセンターで安全に管理されるSolaris、Windows、Linux、UNIXなどの仮想デスクトップ環境へのアクセスを可能にするもの。
VMwareの「VMware Infrastructure 3」を実行する仮想デスクトップ環境とのブリッジ機能「Sun Virtual Desktop Connector」によりVMware Infrastructure 3上で動作するWindows 仮想デスクトップ環境を、Sun Ray、PCなど、作業状況にもっとも適した端末間で移動が可能だ。
また、システム管理者は、テンプレートを基準とする VMware Infrastructure 3上の仮想デスクトップを簡単に生成することが可能なほか、"半永続的に特定ユーザに割り当てる"、"静的デスクトッププールとして仮想デスクトップ環境を生成する"、"テンポラリに不特定ユーザが利用するための動的デスクトッププールとして仮想デスクトップ環境を生成する"といったことなどができる。
さらに、通常のRemote Desktop Protocol(RDP)を使用するVMware Infrastructure 3上の仮想デスクトップ環境と比較して、PC端末でのデスクトップ使用では256ビットセキュアSSLコネクション、Sun Ray端末ではVPNコネクションを使用するため、より安全なデスクトップ運用が可能となっている。