NECならびにNEC信息系統(中国)有限公司(以下 日本語表記 NECソリューションズ(中国))は、上海の同済大学と共同でRFIDタグの読み取り精度の検証などを行う「中国RFIDイノベーションセンター」を、同済大学嘉定キャンパス内に開設したと発表した。
中国では2007年4月、RFIDタグの主要周波数であり長距離での読み取りができるUHF帯の利用が可能となり、今後の利用拡大が期待されている。そこで、NECならびにNECソリューションズ(中国)は、建築、土木、海洋、環境、車両/交通などの領域における研究開発力や海外学術交流を強みとする同済大学と連携し、RFIDソリューション事業を積極的に拡大する方針だ。
中国RFIDイノベーションセンターでは、実際のユーザーニーズを反映した模擬環境を構築し、システム導入前の動作確認や導入後の性能改善などの検証を行う。
NECソリューションズ(中国)はRFIDソリューション事業の強化に向け、営業、SE、サービスで40人規模の体制を確立し、中国のローカルSI企業とパートナー連携を進め、順次、事業を拡大。今後3年間で300社への販売を目指す。