チームラボは、同社が開発・提供している動画検索・視聴サービス「サグールテレビ」に、キーワードを翻訳する機能「ヤクース」を追加した。検索窓にキーワードを入れて検索結果を表示させると、自動的に他言語に翻訳されたキーワードが表示され、その言語で動画検索を行うことが可能になる。
サグールテレビは、世界の60以上の動画共有サイトを横断して動画を検索・視聴できるサービスで、経済産業省の2007年度情報大航海プロジェクトの採択事業の研究成果として開発された。動画検索・レコメンド・マッピングサーチなど、さまざまな技術の実証実験という要素を含んでいる。
今回追加された翻訳機能「ヤクース」は、検索キーワードを自動的に多国語に翻訳して表示。表示された単語をクリックすると、その言語においてキーワードに該当する動画を検索して表示する。
サグールテレビが検索対象にしている動画共有サイトには、海外のものも含まれている。言葉がわからなくても映像や音楽で楽しむことのできる動画作品は多いが、知らない言語では検索をすること自体が難しいという事情があり、こうした事情を背景にこの機能が開発されたという。
これにより、日本語しか知らなくても同サイトから世界中の動画を検索することを可能になる。また"おまけ"として、同サイトでの検索履歴を消去する機能も追加されている。