NTTレゾナントは、同社が運営するポータルサイト「goo」で提供中の「goo地図」において、昭和38年に東京23区で撮影された航空写真の公開を開始した。さらに、昭和20年代の写真も同様に公開される予定だ。
goo地図の画面には、通常の地図表示である「スクロール」、現在の写真である「衛星・航空」に加えて「昭和38年(東京23区)」の表示切り替えが追加された。表示を切り替えると、その地点の昭和38年の様子を写真で見ることができる。他の表示と同様に、画面上でスクロールすることも可能だ。また、地図画面右上の「全画面」ボタンをクリックすると、地図をフルスクリーンで表示することができる。
昭和38年といえば、東京オリンピック開催を翌年に控え、代々木体育館や首都高速道路の建設まっただ中という時期。白い骨組みがいろいろな場所で見られる。新宿副都心の地点で切り替えると浄水場があり、池袋サンシャインのある場所には巣鴨プリズンが見られる。一方で雷門は現在とほとんど変わっていない。
同社では今後、昭和22年の東京23区の写真も同様に地図上で公開する予定。これは当時米軍が撮影したものだという。さらに異なる風景を見ることができそうだ。