セイコーエプソンとエプソン販売は17日、Adobe Photoshopの印刷ワークフローを手助けする印刷プラグインソフト「Epson Print Plug-In for Photoshop」の無償ダウンロードでを開始した。同ソフトと対応プリンタを使用すれば、Adobe Photoshopから印刷レイアウトやカラーマネジメントなどの詳細な設定を意識せずにプリントが可能となる。ダウンロードは、会員制パーソナルサイト「MyEPSON」にて提供される。

「Epson Print Plug-In for Photoshop」は、Adobeの画像編集ソフトPhotoshop CS2およびCS3、Photoshop Elementsに対応したハイアマチュア・プロユーザーのプリントワークフローを効率化するプラグインソフト。プリントする際に設定が煩わしい用紙に対する写真の大きさや解像度、レイアウト、色空間やカラーマネジメントなどをほぼ意識せずにプリントができる。またレイアウト機能として、A3、A4、ハガキ、L判などあらゆる大きさの用紙に対応した豊富なテンプレートを用意。さらに自由に写真の大きさや枚数、位置を調整できるフリーレイアウト機能も搭載。操作性も写真をドラッグ&ドロップでレイアウト枠に配置するだけと簡単で、背景色の指定やテキスト挿入もレイヤー概念を意識せずに行える。

インストールが完了するとPhotoshopの自動処理から起動することができる。レイアウトはさまざまなパターンが用意されており、複雑な印刷設定もこの画面から簡単に設定することが可能

カラーマネジメント機能としては、マネジメント手法によって異なる細かな設定フローを経由せずに1パネル1タッチで自動設定できる。「ダイレクトマネジメント」と「ICCプロファイルによるマネジメント」のいずれかを選ぶだけで、カラーマネジメントされたプリントを実現する。使用できる色変換エンジンは「EPSON CMM」「OS標準のCMM」「Adobe CMM」の3種類。

対応OSは、Windows 200 SP4~/XP SP2~/XP x64/VistaおよびMac OS v10.4.10~v10.4.3/v10.5.xとなっている。なお、対応プリンタは、PX-5500/5800/G920/G930/G5000/G5100/G5300(MacはG920/G930/G5000/G5100/G5300ではICCプロファイルの自動割当機能が未対応)のプロセレクションシリーズ7モデルのみに限定されている。