Googleは13日 (米国時間)、天体マップ表示サービス「Google Sky」のWeb版を公開した。これまではGoogle Earth用のサービスとして提供されてきたが、Web版の登場により、Google Earthが対応しないOSでも高解像度の天体画像を鑑賞することが可能になった。
Web版Google Skyは、インターフェイスにブラウザを使用する天文マップ表示サービス。天体画像を拡大 / 縮小表示する機能のほか、赤外線やマイクロ波など異なる周波数の画像を表示する機能も用意されている。日本語を含む26種の言語に対応、「馬頭星雲」や「火星」といった天体の名称を使い検索することも可能。ハッブル宇宙望遠鏡などの天体望遠鏡で撮影された、高精細な天体画像も鑑賞することができる。
Google EarthやGoogle Mapsでも利用されているKML (Keyhole Markup Language) もサポートされる。検索ボックスにKMLファイル所在地のURLを入力すると、その示す内容を表示することができる。
Google公式ブログの記事によれば、Web版Google Skyは、Googleが開催したプログラミングコンテスト「Latin America Code Jam」で最終選考に残ったDiego Gavinowich氏が、3ヶ月の冬期インターシップ期間中に開発。その際、仕事時間の20%を好きなことに利用できる権利を持つGoogleのエンジニアの力も借りたという。