富士通ラーニングメディアはこのほど、Webサイト上の漢字をひらがなに変換して表示する児童用ブラウザ「ひらがな・なびぃ」の提供を開始した。子供がひとりでもWebページの内容を理解できるよう、指定されたサイト内にある漢字を自動的にひらがなに変換して表示することができる。
表示スタイルは、漢字をひらがなに置き換える「ひらがなのみ」のほか、漢字の上にかなを表示する「ふりがな」や、漢字の後ろにカッコ書きする「かっこ」、オンマウスで読みが表示される「ふきだし」などを設定できる。
また、学年別漢字配当表を元に変換を行うため、設定された学年に合わせたレベルでの表示が可能だ。さらに、URLと単語を単位とした「有害情報フィルタリング機能」を搭載しており、子供がひとりでインターネットを使う際にも、読みやすく、安全なページを表示することができるようになっているという。
他にも、要約を付けたリンク集の作成や、日本語を学習する外国人の利用を想定した漢字のローマ字表記機能も搭載されている。
同ソフトは同社の有償ソフト「ひらがなナビィV3」の簡易版となる。同社ではインターネットを通じた次世代育成支援を目的とした社会貢献活動を行っており、「今回のひらがな・なびぃ無償提供もその一環」(同社)としている。