GMOホスティング&セキュリティのホスティングブランド「アイル(iSLE)」はこのほど、サーバやOS、ミドルウェアの運用・管理を請け負う「システム運用代行サービス」を開始した。サーバ管理を代行することでコスト削減やリスクマネジメントを行い、「利用者が本来の業務に集中できる環境を提供する」(同社)としている。
同サービスは、アイルが利用者に代わってroot権限を持ち、専用サーバーの運用・管理を請け負う。ウェブサイトの大容量化やサイバー犯罪対策のための運用技術の高度化、SaaS、ASPなどの浸透による大規模サーバーシステムの運用・管理などのニーズに対応している。
同サービスを利用すれば、社内にサーバ管理者を置く必要がなく、サーバ機器などの購入も不要なため、運用コストの削減が可能になる。また、サーバをSaaSプラットフォームとして利用するWeb制作会社やベンダにとっては、管理代行サービスを利用することで、本来の開発業務に注力できるなどの利点もある。
サービス内容は、「監視/障害時一次対応パッケージ」「設定作業代行パッケージ」「ホットスタンバイ管理パッケージ」の3種類が用意されており、要望に応じてカスタマイズが可能。サーバ環境は利用者のニーズに応じたスペックで構築できるため、導入時のスペック提案も行われるという。