LSIは、ロープロファイルなPCI Express MD2フォームファクタを採用したSAS/SATAアダプタ「MegaRAID SAS 8704EM2」「MegaRAID SAS 8708EM2」「MegaRAID SAS 8880EM2」を発表した。
3製品ともに同社のRAID on Chip(RoC)である「SAS1078」を採用している。8704EM2および8708EM2は、コスト効率を重視した製品で、それぞれ4個および8個の内部接続SAS/SATAポートを搭載、データベースや電子メールのような、既存のサーバアプリケーションでの使用が想定されている。一方、8880EM2は機能を重視した製品で、8個の外部接続SAS/SATAポートを搭載している。
また、3製品はRAID 6保護を提供しており、複数ドライブの同時故障や、劣化モードの再構築中に補正不能の誤りが起きるのを防ぐことができる。加えて、バッテリバックアップのオプションも用意されており、キャッシュデータの完全性を保護することが可能だ。
なお、同製品の提供開始にあたり、同社ワールドワイド・チャネル・マーケティング・マネージャであるTom Kodet氏は「MegaRAIDアダプタを採用することで、IT管理者は業界をリードするRAID技術を導入することができ、設置スペースやエネルギーコストの削減といった課題を解決することができます」とコメントしている。