米Yahoo!は3月4日 (現地時間)、携帯電話向けのコンテンツ管理サービス「onePlace」を発表した。同社は「Yahoo! Go 3.0」という、携帯インターネット向けポータルを開発しており、米国時間の2月12日にソーシャルネットワークやインスタントメッセージを統合するモバイルサービス「oneConnect」を発表したばかりだ。onePlaceはoneConnectと共に、2008年第2四半期にYahoo! Go 3.0を通じて提供開始される。
onePlaceでは、Webサイト、ニュースフィード、写真/ビデオ、電子メール、検索クエリなど、インターネット上のあらゆるコンテンツへのリンクを、ブックマークでURLを整理するのと同じ感覚で保存・管理できる。パーソナル化されたコンテンツにも対応しており、MyYahoo!、flickr、del.icio.usなどYahoo!ネットワークのサービスのほか、Facebook、Digg、Google、Last.FM、reddit、Yelpなど主要なサービスをサポートする。
保存したリンクは「Pulse」「コレクション」「カテゴリ」「フェイバリット」などで分類・表示できる。スポーツの試合のアップデートや飛行機のスケジュール変更など、情報の変化が動的に反映されるのもonePlaceの特徴の1つで、Pulseでは最新のコンテンツや変更・アップデートなどがリストされる。コレクションは特定のテーマに関連するコンテンツのグループとなる。たとえばパリへの旅行を計画している場合、「パリ旅行」のコレクションを作成し、そこに天気予報、街ガイド、レストランレビュー、ホテルの予約情報など全ての関連リンクをまとめておけば、いつでも手軽に最新の情報へアクセスできる。テーマをパーソナル化できるコレクションに対して、カテゴリはニュースやスポーツ、ローカルビジネスなど一般的によく利用されるテーマによる分類だ。またフェイバリットには、特定のコレクションや株価の動きなど、ユーザーが頻繁に利用するコンテンツが集められる。
onePlaceはMobile RSSリーダーを搭載、プレビュー表示を通じて最新の情報を確認できるなど、「リッチでダイナミックなコンテンツ・エクスペリエンスをモバイルユーザーにもたらす」(Connected Life担当EVPのMarco Boerries氏)という。