米Micron Technologyと台湾Nanya Technologyは3日(現地時間)、両社がテクノロジーの共有、共同開発および新たな共同事業展開についての可能性を探る覚書に署名したことを共同発表した。

同覚書により、DRAM設計開発のための共同開発計画が策定され、50nm以下のプロセス技術に重点をおいた取り組みが開始されることとなる。両社は、同パートナーシップの締結により、製造技術、強み、経験を生かし、生産規模の拡張と効率化を通じてDRAM市場で優位に立つことを目指す。なお、最終的な契約は覚書調印の数カ月後に締結される見込み。

同覚書の署名にあたり、Micronの社長兼COOのMark Durcan氏は「Nanyaは、製造技術面で十分な実績があるリーダーであり、戦略的にも当社の拡大する顧客ベースに近い位置に拠点を持っている」とコメントしている。また、NanyaのJih Lien社長は「この提携により両社の強みが結びつき、競争力アップというメリットが相互に得られ、費用対効果の高いソリューションを顧客に提供できるようになる」とコメントしている。