アグスネットは、Webサイトを安全に見ることができる「aguse Gateway(アグス・ゲートウェイ)」サービスのベータ版を公開した。リクエストされたURLをaguseサーバが見に行き、画面をキャプチャしてユーザに返すというもので、ページ上のリンクや一部の入力フォームも動作するようになっている。

aguse Gatewayでは、画面キャプチャと同時にHTMLの解析を行ってリンク等の位置を計算し、キャプチャに重ねて表示している。リンクをクリックすると次の画面キャプチャが表示され、多少のもたつきはあるが普通にブラウジングしている感覚で使える。リンク先についてはサーバ側で精査し問題のないものだけを表示している。

画面上部にaguse Gateway、下部にリクエストしたページが表示される。この他、URLやメールのヘッダからドメイン情報やメール経路情報などが調べられるサービスも提供している

これによりフィッシングやWebブラウザへの攻撃といったリスクを回避でき、安全にWebサイトを見ることができる。同社によると、入力フォームやCookieの認識など未対応の部分について、今後積極的に対応する予定。またJavaScriptは内容を見て判断する、ページの解析評価を視覚的に表示するなど、搭載したい機能は多くあり、現在はまだ1/5程度の完成度だという。最終的にはどのサイトも見られる"マイティブラウザ"を目標にしているとのことだ。