読売新聞東京本社は29日、団塊世代やポスト団塊世代が定年後の生活を楽しむため情報サイト「新しい大人たち」を開設したと発表した。"ラジオの深夜番組風"の音声コンテンツや高級レストランの紹介などが主な内容となっている。
同社では、団塊世代について「実は定年を楽しみにしている」と分析。同世代は、時間や経済的なゆとりがあり、悠々自適に人生を楽しむことができる新しい層との認識から、新サイトを「新しい大人たち」と名付けた。
同サイトは、読売新聞のニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の1コンテンツとして設置。落語に造詣の深い同新聞の記者、長井好弘氏をパーソナリティとし、団塊世代らからメールなどで投稿された俳句や川柳、写真、趣味自慢などを深夜のラジオ番組風に紹介する「大人ラジオ」を目玉コンテンツとしている。
また、「大人時間」として、高級レストランや料亭の料理長によるオリジナルレシピなどを紹介。さらに、「新しい旅」のコーナーでは、ホテル・旅館予約サイト「一休.com」と提携し、同サイトのデータベースを基に、高級ホテルなどの情報を提供するとしている。
同社では、「団塊世代から50歳代のポスト団塊世代までの幅広い層が、より豊かに時間をすごすための提案をしたいと思い、新しい情報サイトを開設した」と話している。