調査会社の米comScoreは28日(現地時間)、英国とフランスの2008年1月度Webランキングを発表した。人気サイトはともに、1位Googleサイト、2位Microsoftサイトの順。成長率が高かったのは、英国が旅行サイト、フランスは衣料品小売サイトとなり、季節色を反映するものとなった
月間ユニークビジター数では、Googleのサイトが英仏ともに前月に引き続きトップ。2位がMicrosoftサイトというのも同じだ。3位は英国がeBay、フランスは地元大手通信会社の仏Orangeとなっている。英国はトップ10にランクインしている英国の企業・団体はBBCのみ。後は、米国ベースのグローバル企業となっている。両国ともにトップ10の顔ぶれは前回(2007年12月)から大きく変動していない
英国の調査で、前月から最も伸び率が高かったのは旅行サイトのFirst Choice Holidays。前月比140%で伸びた。2位も、Thomas Cookなどの子会社を持つ旅行関連Arcandor、3位も同じく旅行関連のTUIとなった。この時期に休暇の計画を立てていることが分かる。カテゴリ別でも、レンタカーが前月比80%増で、最も伸びたカテゴリとなっている
一方のフランスでは、衣料品の小売サイトKiabiがトップで、前月比101%増。バーゲン時期と重なったためと思われる。カテゴリ別では、仕事検索、キャリアリソース、トレーニング・学びなど、就職やキャリア関連が伸びた。
この調査は15歳以上のインターネットユーザーを対象に、職場と家庭からのアクセスを集計した。インターネットカフェなどの公衆スペース、携帯電話によるアクセスは含まれていない。