徳島県勝浦郡上勝町とマイクロソフトは、ICTを利活用した地域振興に関する覚書締結後の活動方針を発表した。具体的には、「上勝町ICT戦略検討委員会」を本日設立、マイクロソフトはアドバイザーとして参画し、同委員会の運営支援を行っていく。
委員会は、自立的なICT利活用促進の運用や、地域ぐるみの町民ICTリテラシの向上、また町内の光ファイバ網を活用した地域情報基盤の事例作成を行い、この事例を上勝モデルとして全国へ認知を広げることを目的とする。委員会長には上勝町長が就任し、上勝町役場と町内外の諸団体、徳島大学、徳島県が実行委員となる。委員会には、育成・研修部会、ICT利活用促進部会などの専門部会が設置され、実行委員がリテラシ向上や情報基盤整備など個別の事業を行っていく。
また、11月7日~9日に開催予定の「地域ICT未来フェスタ2008 inとくしま」において同町がサテライト会場になるため、これを情報化施策推進の機運を高める機会ととらえ、啓発活動を行うという。
マイクロソフトは今後アドバイザーとして、同委員会および専門部会に対し専門知識や国内外のノウハウに関する情報提供や技術支援を行うとともに、パートナー企業にも参加を呼びかけていくとしている。