石川県金沢市にある合同会社 LXは、PPTPサーバやRADIUSサーバ機能など、ネットワークセキュリティ管理とユーザー管理機能を搭載したネットワークストレージ「HDL2X-GS250/A」を25日より発売すると発表した。
この製品のハードウェア自体は、アイ・オー・データ機器が販売しているGiga LANDISK(HDL-GX250R)。ファームウェアはaxLinuxプラットフォームを使い、LXが独自開発をして実装したという。
通常のファイルサーバ機能のほかに、RADIUS認証、PPTPサーバ、ネットワークトラフィックモニタの4つ機能を搭載したオールインワンストレージで、接続ユーザーの一元管理が行えるほか、VPNサーバとして利用すれば外部からのアクセスも可能になる(VPNの構築には別途VPNパススルー機能を搭載したルータやインターネットへの接続環境が必要)。
製品価格はオープンプライスだが、販売価格帯の中心は10万円台になる見込み。ターゲットユーザーは100人以下の中小企業やグループで、販売当初は機器単体での発売となるが、サポートや設置サービスも含めた製品展開の準備も進めているという。
HDL2X-GS250/Aの主な機能は以下の通り。
- Windowsファイル共有機能
- RADIUSサーバ機能
- PPTPサーバ機能
- ネットワークトラフィック機能
- 250Gバイトハードディスク
- eSATA外付けハードディスクを追加することによるRAID機能