生活協同組合コープさっぽろ、およびみやぎ生活協同組合を含む東北6県の生活共同組合連合会コープ東北サンネット事業連合は20日、Googleの企業向けサービス「Google Apps Partner Edition」を共同利用することで合意し、地域の消費者会員へ向けた無償サービスを提供することを決定した。

Google Appsは、Googleが提供しているマイページ、メール、スケジュール、ファイル作成、モバイル対応などのさまざまなサービスツールを企業や教育機関などの各種団体用にカスタマイズし、Googleがホスティングを行うサービス。Partner Editionは、Google Appsをプロバイダサービスとして非営利団体会員などに提供するもの。

今回の共同利用では、コープさっぽろ、サンネット事業連合が消費者会員に無償で提供する生協マイページとしてGoogle Appsの導入、活用が行われる。これにより、生協マイページは、生協を取り巻く食品表示や環境への取り組みなどの社会的コンテンツを、消費者個人の関わりやニーズに合わせて発信することが可能となる。特にモバイル向けのサービスでは、コープさっぽろ、サンネット事業連合ならではのサービスを強化していく予定だ。また、外部から個人を特定できないようにGoogle Appsをカスタマイズし、シングルサインオン機能も搭載する予定。

同サービスは各地域で、2008年4月よりテストユーザーの利用が計画されている。サービス全体の提供一次目標は65万人、今年度は6万人のユーザー化を見込む。