北陸先端科学技術大学院大学とマイクロソフトは19日、国際的な最先端教育/研究環境の実現と国際競争力のある人材の育成を目的とした協業関係を強化することで合意した。

北陸先端科学技術大学院大学は、全学生の18%が外国人留学生、常勤教員の11%が外国人という国際化の進んだ大学で、このような国際化環境に対応したIT環境が強く望まれていた。今回の合意では、全教職員と学生を対象としたマイクロソフトとの包括ライセンス契約を締結し、ソフトウェアの学内への配布を開始した。また、日本で初めてMicrosoft SoftGrid Application Virtualizationを全学的に導入し、多言語、かつ複数バージョンのアプリケーションが利用可能なパソコン環境を実現している。

さらに、ひとりひとりの学生のキャリア目標の実現を支援することを目指し、学生が実社会に触れながら研究の高度化や科学者/技術者として成長するようにインターンシップを積極的に採り入れることと特徴とする「新教育プラン」を2008年度から全学的に実施する予定だ。